AutoCAD から CETへ
ミーバッハ社のクレア・コンツ氏、日々の業務プロセスが劇的に変化
ミーバッハ(Miebach)社のサプライチェーンコンサルタントであるクレア・コンツ(Claire Konz)氏は、2024年度コンフィグラアワードのマテリアルハンドリング部門で「投票によるレンダリング」の第1位に輝きました。
彼女はもともとシステム設計に強い興味があり、その道へと進みました。これまで主にAutoCADを使って仕事をしてきましたが、現在はCETを活用することで、倉庫やマテリアルハンドリング分野の設計において、業務の効率化、チーム内のコミュニケーション向上、そして業務プロセスの合理化を実現しています。
クレア・コンツ氏、マテリアルハンドリング部門の「投票によるレンダリング」分野で優勝
「CET の一番のメリットは、AutoCADと同じくらいの作業量で、3Dビジュアルや動線の可視化など、はるかに多くの成果物が得られることです。」
今回のインタビューでは、彼女がどのように CET に出会ったのか、またその活用を通じて仕事を効率化させてきた様子をお聞きしました。
質問: ご経歴と現在、ミーバッハ社で担当されている業務について教えてください。 コンツ氏: 私はパデュー大学で工業工学を学びました。早い段階で、自分はシステムや自動化、業務改善に関心があると気づき、コンサルティングという仕事に興味を持ちました。というのも、この仕事はスピード感があって、毎回異なるプロジェクトに携わることができるからです。 質問: CET はどのように日々の業務に組み込まれていますか? コンツ氏: CET は構想設計の段階でとても重要な役割を果たします。特に、倉庫の新設や再設計に取り組む際には、レイアウトやさまざまなテクノロジーの選択肢を視覚的にわかりやすく提示できるため、お客様とのコミュニケーションが格段にスムーズになります。リアルタイムで自動化機器の配置や複数のレイアウト案を比較できるので、より納得感のある意思決定につながります。 質問: AutoCADから CET に切り替えたきっかけは何でしたか? コンツ氏: 私は視覚的に物事を理解するタイプなので、CET の直感的な操作性と3Dでの設計機能は非常に魅力的でした。AutoCADでは、高さや収納能力などを把握するために図面やメモを何度も確認しなければなりませんが、CET なら3D空間で直接確認でき、例えばパレットの収納数や各設備の必要スペースも一目で把握できます。この「見てすぐ分かる」感覚は非常に大きなメリットです。 質問: 特に便利だと感じた CET の機能はありますか? コンツ氏: マテハン機器ライブラリの存在は画期的でした。実際の機器の仕様がすでに CET に組み込まれているので、サイズや製品情報を一つずつ調べて入力する手間が省けます。ドラッグ&ドロップでモデルに追加するだけで、正確な仕様をもとに設計が進められるのは、本当に助かります。 質問: CET が大きく貢献したプロジェクトがあれば教えてください。 コンツ氏: あるプロジェクトでは、複数の倉庫を一つの大規模施設に統合しようとしている3PL企業を支援しました。お客様は自動化にあまり詳しくなく、その効果をご理解いただくには、視覚的に提示する必要がありました。そこでCETを使って、AGVやロボットアーム、高度なピッキングシステムなどを組み込んだ3Dモデルを作成しました。2D図面だけでは伝えられない空間の使い方や動線を視覚化してお客様に提示できました。CET でお客様のビジョンを検証して懸念を解消することで、結果としてプロジェクトの成功につながりました。 質問: AutoCADからの移行に不安を感じている人へアドバイスをお願いします。 コンツ氏: 新しいツールに切り替えるのは不安かもしれませんが、CET は本当に直感的に操作でき、思ったより早く慣れることができます。視覚的に確認しながら意思決定ができるので、時間の短縮にもなりますし、ストレスも軽減されます。AutoCADと同じ時間作業をしても、3Dモデルやウォークスルー、可視化によるわかりやすさなど、得られるものは圧倒的に多いです。まずはデモを試してみるといいと思います。きっとすぐにその効果を実感できるはずです。 質問: 趣味やオフの時間の過ごし方を教えてください。 コンツ氏: 私は手芸が大好きで、いろいろなクラフトに挑戦しています。あとはパンを焼くのが好きで、特に甘いレシピをアレンジして塩味のあるパンにするのが楽しいですね。最近のお気に入りはオニオンスコーンです。とっても美味しいですよ。 |
コンツ氏が CET で作成した倉庫のレンダリング
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