流行ではなく、真の価値を探る
―コンフィグラの AI への向き合い方
コンフィグラのソリューションにおいて、我々がAI(人工知能)にどう向き合っているか——明確なビジョン、誠実な姿勢、そして本当に大切なことへのこだわりとともにご紹介します。
AI は、デザインや製造の現場においてもはや「未来の話」ではありません。人々の働き方、デザイン、販売、コラボレーション、そして意思決定のあり方を、すでに大きく変えつつあります。今日の本当の課題は、AI が使えるかどうかではなく、AI が現場のデザインワークフローの中でいかに本質的な価値を生み出すかです。
コンフィグラにとってイノベーションとは、流行りだからと飛びつくものではなく、本当の問題を解決することです。2025年、その考え方を体現する 「Team Innovation & AI(イノベーション& AI チーム)」 が発足しました。AI や先端技術をコンフィグラのエコシステム全体にどう活かすかを専門的に探求することがミッションです。ユーザーの作業効率を高め、確かな意思決定と質の高い成果の実現を目指しています。判断の基準は常に「これは、使う人の仕事をより良くするか」です。

この画像は AI Photo により生成
AI Photo エクステンションは CET 17.0(2026年5月リリース)で提供開始
デザインソフトウェアにおける AI の実践的アプローチ
Team Innovation & AI は、AI を活用したコンセプトを製品や社内ワークフローに取り入れる前に、調査・試作・評価を行うために生まれました。急いでリリースすることよりも、その精度とユーザーの主体性を守りながら、どこで手間を減らせるかを丁寧に見極めることを大切にしています。
現在の主な取り組みは以下のとおりです。
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スマート検索:キーワードに縛られず、ユーザーの意図をくみ取ることで、必要な製品をより素早く見つけられるよう支援
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過去のプロジェクトの活用:蓄積されたプロジェクトを参照しながら、デザインをスムーズにスタートできるよう支援
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コンテンツのデジタル化:AI が既存の素材を、すぐに使えるデジタルアセットへと変換・整理するのを支援
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画像の強化・生成(現在ベータ版):画像の品質を高め、視覚的な情報伝達をよりスムーズに
これらすべての取り組みに共通する変わらない原則は、「AI はユーザーを支えるものであり、専門知識や意思決定の代わりにはなれない」ということです。
“AI は、誰もやりたくなかった仕事を引き受けるだろう”これが、コンフィグラの Innovation & AI チームの責任者である Gustav V. Karlsson(グスタブ・カールソン) の仕事への根本的な考え方です。 グスタブは AI を人間の代替とは捉えていません。むしろ、本来の仕事とは関係のない煩雑な作業や手続きを取り除く手段として見ています。これまでは、デジタルツールを使いこなすこと自体が一つの仕事でした。システムに合わせて働き、使い方を覚え、やりたいことをコマンドに置き換える——そんな手間が当たり前とされてきました。しかし、AI を活用したデザインツールは、その常識を変えようとしています。 人がツールに合わせるのではなく、ツールが人の思考、コミュニケーション、働き方に寄り添うようになる。その結果、人間の関与が減るのではなく、関与の質が変わります——システムの管理に費やす時間が減り、スペースプランニングやデザインという本来の仕事により集中できるようになるのです。
Gustav V. Karlsson
Innovation & AI チーム 責任者
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精度、信頼、そして責任
この変化には責任が伴います。AI が生成するアウトプットが手軽になればなるほど、内容を確認し品質を保つことが、組織全体にとってより重要なスキルになります。コンフィグラが大切にしているのは、以下の点です。
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AI はあくまでサポート役であり、最終的な判断を委ねるものではない
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検証と最終判断の責任は、常に人間が担う
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精度を最優先に、デザインや仕様策定の現場に耐えうるシステムを設計する
AI が出したアウトプットをそのまま受け入れるのではなく、方向を示し、確認し、磨き上げる——そうした役割が現場では求められます。こうした考え方は、デザインや設計の判断が現場に直接影響を与える業界では特に重要です。スペースの使い方、コスト、そして使う人の快適さが密接に絡み合うオフィス家具業界や、安全性・正確さ・データの信頼性が命綱となるマテリアルハンドリングの分野ではなおさらです。

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AI Photo エクステンションは CET 17.0(2026年5月リリース)で提供開始
研究から実用へ
次のステップは、実験から実装です。Team Innovation & AI は製品チームと緊密に連携しながら、検証済みのコンセプトを日々の業務で実際に使えるツールへと落とし込んでいきます。
目指すのは、AI を独立した機能として追加することではなく、すでにあるデザインワークフローの中に、違和感なく溶け込ませることです。うまく機能しているAI は、「新しいシステムを使っている」という感覚を与えません。もともとそこにあったツールの一部として、自然に手が伸びるものです。
「人間の価値」が、これからも中心にある
AI ツールが広く普及するにつれ、技術的な完成度だけでは差別化できなくなります。Gustavはこう言います。
「AI が当たり前になるほど、本物の人間の価値はかえって高まる。みんなが同じツールを使う時代に問われるのは、あなたが顧客にもたらす、他にはない価値だ」
これはコンフィグラが長年大切にしてきた信念と重なります。技術は人間の専門性を引き出し、高めるものであるべきで、画一化するものであってはなりません。スマートなツールで生まれた時間は、質の高いサービス、深い協働、そして顧客への理解を深めることに充てられるべきです。
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目的のあるイノベーション
コンフィグラにとってイノベーションとは、スピードや目新しさを競うことではなく、役に立つかどうかです。
先端技術と深い業界知識、顧客との緊密な協働、そして強い責任感——私たちは、これらを組み合わせながら、現場の邪魔をせず自然に力になれる AI を探求し続けています。
その根底にあるのは、一つのシンプルな信念、「うまく設計されたツールは、人々が最高の仕事をする力になる」です。コンフィグラのプラットフォームは、その信念とともに着実に進化し続けます。
この記事は、コンフィグラの製品開発、イノベーション、コミュニティ、リーダーシップにわたる取り組みを紹介する年次報告書『Configura Yearbook 2025』の一部です。
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